木製サッシ「加茂サッシ」の特徴
The Feature
木製サッシ
加茂サッシとは
木製サッシの「加茂サッシ」は、
従来の木製建具と違い
「枠と建具のセット」からなっていますので、
より高気密・高断熱を実現出来ます。
デザイン的にも他社に比べて金物による制限がないため
比較的細身ですっきりしたデザインが可能になり、木の良さを生かしながら今までの木製建具にはない優れた機能を実現することができます。
和風住宅やモダン和風に最適な木製サッシ
和風住宅はもちろんですが、近年若年層を中心に人気を集める「和モダン」にも加茂サッシは調和します。
取り付け簡単!
特殊な工事はいりません!
組立やすさ・使いやすさを極めた半ノックダウン方式で、
枠と建具がSETとなっております。
製造は新潟県加茂市で行い、お客様の現場では組み立てと取り付けを行っていただくだけなので特殊な工事はいりません。
木製サッシ「加茂サッシ」の 8の特長
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木製サッシは、静かに滑って開閉スムーズ
かもい部分は、上枠につくられた木のレールに建具上框のしゃくり(みぞ)をはめ込むしく みになっています。
木と木の組み合わせですから開け閉めはきわめて静か。
滑りもスムーズで、しかも気密性にも優れています。
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木製サッシでも、しっかり雨に強い
いたみやすい敷居には、雨水から下枠を守り、お掃除も簡単にできるよう一体成型のアルミ材を使用。
また、堅枠との取り合い部分にはアルミ材の立ち上がりを付け、雨水が下枠 にしみ込むのを防いでいます。
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風にも強い木製サッシ
閉めたときに建具と枠がぴたりと組み合わさるよう、框と堅枠のしゃくりを2本にしました。
このため戸のガタつきがなく、気密性や雨じまい性能が非常に高くなっています。
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気持ち良いほどぴたりと閉まる木製サッシ
ガラス戸の重なり部は雨風が入りずらい様に相ジャクリ加工をして、そのうえ特殊な気密材も入れて、気密性、水密性を高める事により冷暖房のロスが少なく雨じまいも抜群です。
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かんたんに戸締りが可能な木製サッシ
鍵はクレセント方式を採用しています。
デザイン的にシンプルで金物が主張しすぎずに召し合わせ部が隙間なくぴたりと固定できるためガタつきが少なく、気密性も高めています。
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全開サッシ方式なら
出し入れかるがる雨戸、網戸、ガラス戸、それぞれのレールが 別々に戸袋の中まで引き込まれています。 そのため戸袋内での面倒な戸の移動がなく、出し入れは 片手で出来ます。また、戸袋 のガラス戸内側部分に 硬質発泡ウレタンボードの中仕切りを設け、気密性、断熱性を 高めています。(全開サッシ)
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美しく優しく和モダンの空間に調和する木製サッシ
引手は、木製ならではのしっとりとした美しさを大切にした框への 造り出し(タテ溝)です。
金物の冷たさがなく、どの高さでも引くことができますから、小さなお子さんにもら くに開け閉めできます。
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一品ずつ手作りのため、規定外のサイズでも割高になりません!
木製サッシ「加茂サッシ」は手作りですから、規格外の寸法のご要望にもお応えできます。
価格もとくに割高になるということはありません。
無料見積もりいたしますので気軽にご相談ください。
木製サッシ
加茂サッシの
性能
気密性はアルミと同等!
断熱性・耐風性はアルミ以上の性能です!
木製ということで気密性や耐水性・断熱性などで不安に思われるかもしれませんが、加茂サッシ はテストの結果、耐水・気密性でアルミと同等、耐風性ではアルミサッシを上回り、断熱性ではさらに大きく上回る成績をおさめました。
木製サッシの主材料は、
質感・硬度ともに備えたベイマツです
主材料にはベイマツ材から吟味採取した均一な柾目材(ピーラー)を、十分な熱処理で半脱脂乾 燥し、防腐・防虫・防カビの処理が出来る油性塗料オスモカラー等の塗料を塗ることによって、 高い剛性と適度な表面硬度を備えている上に質感にも優れているため、サッシの材料としては申し分ありません。
| ベイマツ | スギ | ヒノキ | |
|---|---|---|---|
| 気乾比重 | 0.51 | 0.30 | 0.34 |
| 平均収縮率(柾目) | 0.14 | 0.10 | 0.12 |
| 曲げ強さ | 825kg/cm² | 650kg/cm² | 750kg/cm² |
| 曲げヤング係数 | 120t/cm² | 75t/cm² | 90t/cm² |
木製サッシ「加茂サッシ」の 性能試験結果
通商産業省・建設省・その他官庁から公的試験機関として指定されている(財)建材試験センター (草加試験所)において、JIS規格・BL規格に準拠した試験を数次にわたって実施し、十分な性能 と強度を持つことが認定されています。
住生活に直接的な影響を持つ下記の4項目について試験を行いました。
以下をクリックすると、各性能試験の結果をご確認いただけます。
試験体には下記の3タイプのサッシを使用しました。
この3タイプのサッシで性能・強度が十分あ れば、他はすべてクリアすることが確実となります。
| 面積 | 高さ | 間口 | |
|---|---|---|---|
| 標準サッシ外型6尺引違いテラス戸 KS-58・60-A | 3.18m² | 1.782m/m | 1.783m/m |
| 全開サッシ5尺引違いテラス戸 KZ2-58・50-AL | 2.57m² | 1.783m/m | 1.439m/m |
| 標準サッシ外付型7.5尺4枚建て 引違いテラス戸 KS-58・75-A(4) | 4.07m² | 1.783m/m | 2.282m/m |
木製サッシ「加茂サッシ」の 強度性能試験結果
サッシが台風時などの強風に耐えうる強度があるかどうかをテストするものです。
JISA4706の 規定では、サッシの外部から風圧をかけ、召し合せ框の中央で最大「たわみ」が内法高の1/70以 下であること、さらに風圧を取り去ったあともサッシ各部に変形や機能障害を残さないことが定められています。 風圧200kg/m2 は50m/sec.の風速に相当します。
| 試験結果 | |
|---|---|
| KS-58・60-A |
風圧200kg/m² 召し合せ框のたわみ19.7mm (L/90) |
| KZ2-58・50-AL |
風圧240kg/m² 召し合せ框のたわみ21.5mm (L/83) |
| KS-58・75-A(4) |
風圧160kg/m² 召し合せ框のたわみ14.0mm (L/127) 突き合せ框のたわみ17.6mm (L/101) |
木製サッシ「加茂サッシ」の 気密性能試験結果
サッシの内外にわたっての空気の遮断性を確かめるテストです。
冷暖房効果を高め、快適な室 内空間にするために、気密性は重要な役割をはたします。
JISA4706の規定では、サッシの外部からサッシ面に1kg/m2の風圧を加え、内部に漏れる空気量を調べます。
したがって数値の小さいほど機密性は高くなりますが、通常は8等級、高気密で2等級が目標とされています。
| 試験結果 | |
|---|---|
| KS-58・60-A | 3.4m²/h·m² JIS A-3 |
| KZ2-58・50-AL | 3.7m²/h·m² JIS A-3 |
| KS-58・75-A(4) | 7.8m²/h·m² JIS A-3 |
木製サッシ「加茂サッシ」の 水密性性能試験結果
サッシが台風時などの豪雨に際しても、室内側に漏水することがないかどうかを調べるテストです。
JISA4706の規定では、サッシ外面に毎分4L/m2(1時間240mmの雨量に相当)の水量を一定の脈動圧を加えながら噴射し、雨水の室内側への侵入状況を調べます。
雨水が下枠を超えて室内側 に漏れるときが限界風圧とされています。
| 試験結果 | |
|---|---|
| KS-58・60-A | 15kg/m² 漏水なし |
| KZ2-58・50-AL | 15kg/m² 漏水なし |
| KS-58・75-A(4) | 10kg/m² 漏水なし |
木製サッシ「加茂サッシ」の 断熱性能試験結果
サッシの内外にわたっての熱の遮断性を確かめるテストです。
暑さ寒さを防ぎ、冷暖房費の節減 にも直接つながる室内空間の性能として極めて重要とされています。
JISA4710の規定では、試験条件として室内20度・50%RH、室外(外気)0度、窓ガラスに 5mmの透明板ガラスを使用した条件で、試験体の熱貫流率を測定します。数値の小さいほど、 断熱性が優れているわけです。
木製サッシは、断熱性の点では群を抜いていますが、特に障子・戸襖・雨戸などを併用すれば完璧といってよいでしょう。
| サイズ | 試験条件 | 試験結果 |
|---|---|---|
| 加茂サッシ KU-40・60 A DX |
室内20度 50%RH 外気0度 複層ガラス [室外側より, フロート板ガラス 3mm + 中空層(アルゴン) 10mm + Low-Eガラス 3mm] |
熱貫流率 1.81(W/m²・K) (JIS-H5) |
■ 材質による熱伝導比較
| 材質 | 熱伝導率(kcal/m²・h・度) |
|---|---|
| 木 | 0.1 |
| プラスチックPVC | 0.18 |
| スチール | 40 |
| アルミニウム | 175 |
■ アルミサッシとの熱貫流率比較
| 建具 | 熱貫流率 |
|---|---|
| アルミサッシ | 5〜6 |
| アルミ2重サッシ | 2〜3 |